ポータブル電源を調べていると、Jackery(ジャクリ)という名前をよく見かけます。
一方で、「Jackeryはどこの国のメーカーなのか」「評判や安全性は大丈夫なのか」が気になって、購入をためらっている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、Jackeryの創業国と運営会社、評判の傾向、安全性への取り組みを、公式サイトの情報を中心に整理しました。
主なラインナップと価格、保証・送料・返品条件もまとめているので、購入前の判断材料として参考にしてください。
Jackery(ジャクリ)とは?ポータブル電源のブランド概要

Jackery(ジャクリ)は、ポータブル電源とソーラーパネルを中心に展開するクリーンエネルギーブランドです。
公式サイトによると、2012年にアメリカ・カリフォルニアで誕生し、2016年にブランド初のアウトドア用ポータブル電源、2018年にポータブルソーラーパネルを発売しました。
日本では株式会社Jackery Japanが2019年から事業を展開しており、公式オンラインストアのほか、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonにも出店しています。
ラインナップは、スマホやノートPCの充電向けの小容量モデルから、家庭の停電対策に使える大容量モデルまで幅広く、ソーラーパネルとのセット(Solar Generator)も用意されています。
アウトドアや車中泊だけでなく、防災用の備えとして検討されることが多いブランドです。
Jackeryはどこの国のメーカー?創業国と運営会社
結論から言うと、Jackeryは2012年にアメリカ・カリフォルニアで創業したブランドで、現在は中国・深圳の企業グループの傘下にあり、日本では日本法人が販売とサポートを行っています。
「どこの国」と一言で答えにくいのは、創業地・グループの親会社・日本での運営会社がそれぞれ異なるためです。
ここでは、それぞれを分けて確認していきます。
2012年にアメリカ・カリフォルニアで創業
Jackeryの公式サイトの沿革では、2012年にアメリカでJackery Inc.を設立したと紹介されています。
ブランドのビジョンとして「グリーンエネルギーをあらゆる人に、あらゆる場所で提供する」ことを掲げています。
グループの親会社は中国・深圳のHello Tech
2023年6月に米ナスダック上場企業のCBAK Energyが発表したプレスリリースでは、Shenzhen Hello Tech Energy Co., Ltd.(深圳証券取引所上場)が「Jackeryの親会社」と紹介されています。
そのため、ブランドの創業はアメリカですが、現在の事業は中国・深圳の企業グループのもとで展開されていると理解しておくとよいでしょう。
公式サイトでは、製品は自社工場で一貫生産していると説明されています。
日本では株式会社Jackery Japanが販売・サポート
日本国内の販売やアフターサービスは、東京都中央区に本社を置く株式会社Jackery Japanが担っています。
問い合わせは日本語の電話・メール・LINEに対応しており、保証や修理も日本法人の窓口で受け付けています。
海外ブランドでも日本語でサポートを受けられる点は、購入前に知っておきたい安心材料です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 創業 | 2012年・アメリカ(カリフォルニア) |
| グループの親会社 | Shenzhen Hello Tech Energy Co., Ltd.(中国・深圳) |
| 日本の運営会社 | 株式会社Jackery Japan(東京都中央区) |
| 日本参入 | 2019年 |
Jackeryの評判は?評価される点と気になる点
Jackeryの評判は、容量や出力の安定感、操作のわかりやすさを評価する声が多い一方、本体の重さや価格について触れる声も見られます。
ここでは、公式提携のレンタルサービスに投稿された利用者レビューの傾向と、公式が発表している実績を分けて紹介します。
評価されている点
Jackeryの公式レンタルパートナーであるRentioのポータブル電源1000 Plusのレビューページでは、2026年10月時点で平均評価4.7と高い評価が付いています。
大容量で電子レンジやIHコンロ、電気毛布なども使えたという声や、操作がわかりやすいという声が目立ちます。
ほかのモデルのレビューでも、停電時に照明やテレビ、スマホの充電に役立ったという報告が見られます。
気になる点として挙がる声
気になる点としては、大容量モデルほど本体が重く、持ち運びや車への積み下ろしが大変だという声があります。
また、小〜中容量モデルでは、電気ポットやドライヤーなど消費電力の大きい家電が使えなかったというレビューも見られます。
これは製品の不具合ではなく、使いたい家電の消費電力に対して定格出力が足りていないケースがほとんどです。
レビューはモデルや使い方によって評価が大きく変わります。
購入前に、使いたい家電の消費電力(W)と、モデルの定格出力・容量(Wh)を必ず照らし合わせてください。
公式が発表している実績
公式サイトでは、ポータブル電源とソーラーパネルの世界累計販売台数が700万台を突破したと発表しています。
また、日本市場参入から2025年まで7年連続で年間販売台数・売上No.1を達成したとしています(いずれも同社調べ)。
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングでの受賞歴も沿革に掲載されています。
Jackeryの安全性|バッテリー・品質管理・認証
Jackeryは、安全性を重視したリン酸鉄リチウムイオン電池の採用や、独自のバッテリー管理システム、自社工場での品質試験によって安全対策を行っています。
公式サイトの「ジャクリの安全性と品質」ページで紹介されている主な取り組みを、4つに分けて見ていきます。
リン酸鉄リチウムイオン電池を採用
現行のNewシリーズやPlusシリーズでは、リン酸鉄リチウムイオン(LiFePO₄)電池が採用されています。
リン酸鉄リチウムイオン電池は、一般的に熱安定性が高く、充放電の繰り返しに強いとされる電池です。
公式サイトでは、4,000回の充放電後も初期容量の80%以上を維持すると説明されています。
独自のBMSとChargeShield 2.0
Jackeryのバッテリーマネジメントシステム(BMS)は、温度制御や過電圧・過電流保護、セルの電圧バランス管理などをまとめて行い、異常をリアルタイムで検知する仕組みです。
さらに独自技術「ChargeShield 2.0」により、62の保護機能で安全を確保しながら充放電を制御するとされています。
自社工場での品質管理と試験
製品は、クリーンルームを備えた自社工場で一貫生産されていると公式サイトで説明されています。
ポータブル電源は衝撃・振動・落下・低温/高温・サイクル寿命など553項目、ソーラーパネルは87項目の試験を実施し、完成品は全数に72時間のバーンイン試験を行っているとのことです。
取得している認証と業界団体への参加
公式サイトでは、国連輸送試験UN38.3、付属ACアダプターのPSE対応、防災安全協会の「防災製品等推奨品」認証などを取得・適合していると紹介されています。
また、2024年に設立された一般社団法人日本ポータブル電源協会(JPPSA)に、設立メンバー・理事として参加しています。
電池の種類、保護システム、製造・試験体制、第三者認証のそれぞれについて、公式サイトで具体的な情報が公開されています。
ただし、どの製品でも正しい使い方と保管が前提です。取扱説明書の注意事項は必ず確認しましょう。
Jackeryの主なラインナップと価格

Jackeryのポータブル電源は、容量によって価格と用途が大きく変わります。
2026年10月時点の公式オンラインストアの通常価格(税込)をもとに、代表的なモデルを整理しました。
| モデル | 容量/定格出力 | 通常価格(税込) | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| ポータブル電源 240 New | 256Wh/300W | 32,800円 | スマホ・PC充電、ソロキャンプ |
| ポータブル電源 500 New | 512Wh/500W | 69,800円 | キャンプ、車中泊 |
| ポータブル電源 1000 New V3 | 1,024Wh/1,500W | 109,800円 | 家族キャンプ、停電対策 |
| ポータブル電源 2000 New | 2,042Wh/2,200W | 199,800円 | 長時間の停電対策 |
| ポータブル電源 5000 Plus | 5,040Wh/6,000W | 799,000円 | 家庭用バックアップ |
公式オンラインストアではセールが実施されることも多く、時期によっては通常価格より大きく割引されています。
価格は変動するため、購入時は公式サイトで最新の販売価格を確認してください。
選ぶときは、使いたい家電の消費電力が定格出力の範囲内か、何時間使いたいかを基準に容量を決めると失敗しにくくなります。
Jackeryが向いている人・向いていない人
Jackeryは、防災やアウトドアで使うポータブル電源を、サポート体制も含めて選びたい人に向いています。
一方で、とにかく価格の安さを重視する人や、持ち運びの軽さを最優先する人は、モデル選びに注意が必要です。
向いている人
次のような人には、Jackeryが選択肢に入りやすいでしょう。
- 停電や災害に備えて、家庭用のポータブル電源を用意したい人
- キャンプや車中泊で、家電を使える電源を持ち出したい人
- 日本語のサポートや長期保証がある製品を選びたい人
- ソーラーパネルとセットで充電環境を整えたい人
向いていない人
反対に、次のような人はほかの製品とも比べてから決めるのがおすすめです。
- できるだけ安価なポータブル電源を探している人
- 大容量でも軽さを最優先したい人
- スマホの充電だけができればよい人(モバイルバッテリーで十分な場合があります)
Jackeryを購入する前に確認したいポイント|保証・送料・返品
Jackeryを購入する前に、保証期間や返品条件、購入先による違いを確認しておくと安心です。
ここでは、公式サイトの保証・返品ページと配送ポリシーに記載されている内容をまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 送料 | 全国送料無料 |
| 発送目安 | 決済完了後1〜3営業日前後に出荷 |
| 保証 | 購入日から2年(製品保証登録で3〜5年に延長、モデルにより異なる) |
| 返品 | 到着後30日以内・未使用かつ未開封に限る(初期不良は開封済みでも可) |
| 支払い方法 | クレジットカード、楽天ペイ、au PAY、d払い、代金引換、コンビニ決済、銀行振込、スマホ決済、Paidy |
保証は製品登録で延長できる
保証期間は購入日から2年が基本で、公式サイトで製品保証登録を行うと3年に延長されます。
Plusシリーズなど一部のモデルは購入時点で3年保証が付き、登録するとさらに2年延長されて5年保証になります(Explorer 100 Plusを除く)。
モデルによって保証期間が異なるため、購入したら早めに製品保証登録を済ませておきましょう。
正規販売店以外で買うと保証の対象外
保証や返品の対象は、公式オンラインストアまたは正規販売代理店で購入した製品に限られます。
フリマアプリや非正規の販売店で購入した製品、転売品は保証を受けられないため注意が必要です。
保証は最初の購入者に限定され、他の人に譲渡することはできません。
購入前には、次の点もあわせて確認しておくと安心です。
- 使いたい家電の消費電力が、モデルの定格出力を超えていないか
- 必要な使用時間に対して、容量(Wh)が足りているか
- 設置場所や持ち運びに対して、本体の重さとサイズが合っているか
- 購入先が公式オンラインストアまたは正規販売代理店か
- 購入後に製品保証登録をする予定か
Jackeryに関するよくある質問
Jackeryの購入を検討している人が気になりやすい疑問をまとめました。
Jackeryは中国のメーカーですか?
Jackeryは2012年にアメリカ・カリフォルニアで創業したブランドです。
現在は中国・深圳のShenzhen Hello Tech Energy Co., Ltd.が親会社と紹介されており、日本では株式会社Jackery Japanが販売とサポートを担っています。
Jackeryのポータブル電源は何年使えますか?
公式サイトでは、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用したモデルについて、4,000回の充放電後も初期容量の80%以上を維持すると説明されています。
実際の寿命は使用頻度や保管環境によって変わるため、取扱説明書に沿って使うことが大切です。
使わなくなったポータブル電源はどうすればいいですか?
Jackery Japanでは、日本国内の使用済みJackeryポータブル電源の無料回収サービスを行っています。
申し込み方法は公式サイトのリサイクルサービスのページで確認できます。
購入前に試すことはできますか?
JackeryはGeoあれこれレンタルやRentioと提携しており、ポータブル電源やソーラーパネルをレンタルで試せます。
容量選びに迷っている場合は、レンタルで実際の使い勝手を確かめてから購入するのも一つの方法です。
Jackeryはどこの国?評判と安全性のまとめ
Jackeryは2012年にアメリカ・カリフォルニアで創業し、現在は中国・深圳の企業グループのもとで展開されているポータブル電源ブランドです。
日本では株式会社Jackery Japanが販売とサポートを行っており、日本語での問い合わせや最長5年の保証に対応しています。
評判では容量・出力の安定感や操作のわかりやすさが評価される一方、大容量モデルの重さや、家電によっては出力が足りない点が挙げられています。
安全性については、リン酸鉄リチウムイオン電池や独自のBMS、自社工場での品質試験、各種認証の取得について公式に情報が公開されています。
使いたい家電と使用時間から必要な容量を決め、公式オンラインストアで最新の価格と保証条件を確認してから選びましょう。

